(独)都市再生機構(UR都市機構)は5日、同機構が開発を手がける「千葉ニュータウン(NT)印西牧の原駅北エリア」を舞台に21世紀における低炭素化まちづくりと、低炭素化ライフスタイルを検証するプロジェクトチーム「WONDER GREEN PROJECTまちづくりかいぎしつ」を設立したと発表した。
同エリアの広さは約140ha、このうち住宅エリアは約70ha。完成時の住戸数は約2,000戸、人口は約7,000人を想定。2011年の秋には初期入居街区のまちびらきを予定している。同街区の面積は約9.7ha(街区公園含む)、住戸数は約320戸、人口は約1,100人を想定している。
「WONDER GREEN PROJECTまちづくりかいぎしつ」では、2010年10月~11年2月までの期間、1ヵ月に1度、各回テーマを決めた検討会をテーマ毎の専門家と、ナビゲーターのフリーアナウンサーの木佐彩子氏を招き実施する。参加企業は、積水ハウス(株)、大和ハウス工業(株)、東京ガス(株)、東京電力(株)、トヨタホーム(株)、日産自動車(株)、パナソニック(株)、パナソニック電工(株)、パナホーム(株)、ビクターエンターテインメント(株)、ミサワホーム(株)の11社。オブザーバーに印西市とUR都市機構が参加する。11年3月に、計5回の内容をまとめ、実現できるアイデアは同エリアのまちづくりに生かす予定。また、「コミュニィサイト」を通じ、参加企業の取組み、ユーザーのエコ情報など「まちづくりかいぎしつ」の取組みを紹介する。
同日開かれた説明会で、ワンダーグリーンプロジェクト運営事務局代表でUR都市機構千葉ニュータウン事業本部事業部部長の佐々木公陽氏は、「 『千葉NT印西牧の原駅北エリア』は、千葉NTで最後かつ最大のまちとなる。これまで培ってきた当機構の技術を生かしていくことはもちろんのこと、地球と子供に優しい、今の時代に合ったまちづくりをしていきたい」などと話した。