不動産ニュース / ハウジング

2010/10/6

太陽光発電カバー比率130%を実現するコンセプトホーム完成/アイフルホーム

「スーパーサステナブルモデル住宅NEXT+“Nagaiki Style”」外観。再生可能エネルギーで電気自動車の充電が可能
「スーパーサステナブルモデル住宅NEXT+“Nagaiki Style”」外観。再生可能エネルギーで電気自動車の充電が可能
住宅用スマートメーター付省エネナビ時計「スマートウォッチ」
住宅用スマートメーター付省エネナビ時計「スマートウォッチ」
製材時に出る廃材などを活用する「ペレット暖房」
製材時に出る廃材などを活用する「ペレット暖房」

 (株)トステム住宅研究所アイフルホームカンパニーはこのほど、将来の住宅のあるべき姿を提案する「コンセプトホーム」として、「スーパーサステナブルモデル住宅NEXT+“Nagaiki Style”」を建築し、5日に記者見学会を開催した。

 コンセプトホームとは、最先端の技術を追求するハードウェアと、研究機関などとのコラボレーションにより追求するソフトウェア、さらに感性価値を追求するセンスウェアの3つを極めることで、同社の考える“住宅の将来のあるべき姿”を提案するもの。
 2008年に「クールアースモデル住宅」、09年に「スーパーサステナブルモデル住宅」を発表しており、今回の「スーパーサステナブルモデル住宅NEXT+“Nagaiki Style”」では、これらの実験・研究を踏まえ、新たな研究機関や企業とコラボレーションした。

 「スーパーサステナブルモデル住宅NEXT+」では、木漏れ日を人工的に再現した「フラクタル日除け」や壁面緑化などの「パッシブエコ技術」を採用。また、住宅での消費エネルギー量や太陽光などの発電量などを計測し、30分ごとにエネルギー使用量を提示する「スマートウォッチ」を日本で初めて搭載した。
 そのほか、次世代型の「有機EL照明」を業界で初採用したほか、太陽光発電と新太陽熱給湯、製材時に出る廃材などを活用するペレット暖房の3つの再生エネルギーを導入。太陽光発電カバー比率130%を達成し、1棟で年間10tのCO2を削減するなど、「CO2マイナスライフの家」を実現している。

 さらに、耐震性や耐久性、保証システムに加え、長寿命住宅に不可欠なライフステージの変化への対応として、可動間仕切りシステムを導入し「安全の家」としたほか、住宅一体型の超高持続マイナスイオン発生機を導入し、「病気予防の家」とするなど、持続可能性を追求したさまざまな機能を有している。

 当日、解説を行なった同社キッズデザイン研究所所長の高橋司郎氏は「地球温暖化問題や資源・エネルギー・廃棄物問題、少子高齢化問題など、当社が考える8つの社会問題に対する解決策として、8つの“ナガイキ”をコンセプトとした。ここでの成果を生かし、積極的に住宅の新しい試みに取り組んでいきたい」などと語った。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。