不動産ニュース

2010/10/6

自己資本比率42.1%まで上昇、財務基盤を確立し、投資加速へ/トーセイ10年11月期第3四半期決算

 トーセイ(株)は5日、2010年11月期第3四半期決算を発表した。

 当期(09年12月1日~8月31日)の連結業績は、売上高221億9,900万円(前年同期比▲23%)、営業利益29億3,600万円(同▲14.1%)、経常利益23億3,800万円(同▲13.9%)、当期純利益13億6,400万円(同5.7%増)。中小型物件を中心とした商品の販売と優良物件の新規取得により棚卸資産の入替えを進めたほか、自己資本比率を42.1%まで上昇させるなど強固な財務基盤を確立、投資を加速させる準備を整えている。
 
 第3四半期連結会計期間のセグメント別業績は、不動産流動化事業では、バリューアップ物件を3棟販売し、売上高は21億1,600万円(同276.3%増)となった。また、一部の物件に棚卸資産の評価に関する会計基準を適用し、1億1,400万円の簿価切下げを実施、売上原価に計上したことで、営業利益は1億8,800万円(同1,616.2%増)と大幅に増加した。

 不動産開発事業は、「神田トーセイビル」(東京都千代田区)と「奥沢7丁目」(東京都世田谷区)の土地を販売し、売上高は23億2,200万円(同▲13.3%)。営業利益は、不動産流動化事業と同様に、1億円の簿価切下げを実施、売上原価に計上したことから、営業利益は6億1,300万円(同1,238.8%増)となった。

 通期の連結業績は、売上高302億6,800万円、営業利益30億9,700万円、経常利益22億1,100万円、当期純利益12億8,000万円を見込んでいる。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。