三鬼商事(株)は8日、2010年9月末時点の東京のオフィスビル市況について発表した。
東京ビジネス地区の平均空室率は9.01%で、前月比0.16ポイント下落した。9月は大型ビルにテナント企業の成約や入居の動きが相次ぎ、都心5区全体における空室面積は約1万1,000坪減少した。この影響で大型新築・既存ビルともに空室率が前月比で改善した。
一方、中型(基準階面積100坪未満50坪以上)・小型ビル(基準階面積50坪未満)の平均空室率は、中型ビル11.64%(同2.49ポイントアップ)、小型ビル9.66%(同1.03ポイントアップ)と上昇傾向が続いており、厳しい市況となっている。