NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会、理事長:加藤 寛氏)は7日記者説明会を開き、2011年より実施する「3級ファイナンシャル・プランニング技能検定(3級FP技能検定)」などについて紹介した。
同協会は、毎年11月第1土曜日を「FPの日」と定めている。7年目となる今年は、「ひとりひとりの夢をかたちに」をスローガンに、11月6日の前後約1ヵ月間、ファイナンシャル・プランナーによる暮らしとお金についてのセミナーや相談会を全国の同協会50支部で開催する。セミナー開催予定は、「 FPの日」の専用ホームページに掲載している。
3級FP技能検定は、2011年1月23日の試験から開始される国家検定制度。10年2月の厚生労働省令改正によって、従来から同協会が実施しているCFP・AFP資格認定および1・2級FP技能検定に追加された。試験内容は、生活に必要な総合的かつ基本的な金融知識を問うもので、受検資格はなし。申込期間は11月8日~29日。同協会ホームページで、同検定の実施概要および実技試験のサンプル問題などを掲載している。
同検定について、伊藤宏一常務理事は、一般消費者に向けた金融経済教育の必要性を指摘したうえで「学生や、生活力を付けようとする一般生活者に向いている」などと述べた。