三井ホーム(株)は26日、2011年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~9月30日)は、期首受注残高が前年を上回ったことなどにより、連結売上高881億1,200万円(前年同期比10.5%増)、営業損失30億8,900万円(前年同期:営業損失48億3,000万円)、経常損失32億400万円(同:経常損失49億200万円)、当期純損失24億5,900万円(同:36億9,800万円)となった。
主力の新築事業では、建築請負工事が堅調に推移し、売上高624億2,600万円(前年同期比13.4%増)と2ケタ増。コストダウン推進の効果などにより、営業損失は22億5,400万円と前年同期比で19億4,300万円改善した。
リフォーム・リニューアル事業は、住宅リフォーム工事で増収となったものの、オフィス・商業施設のリニューアル工事が減収し売上高133億4,000万円(同▲1.7%)。事業拡大に向けた経費の増加などにより、営業損失4,100万円(前年同期:営業利益1億7,600万円)となった。
賃貸管理事業は、賃貸管理戸数増加により、売上高84億9,200万円(前年同期比8.8%増)、営業利益3億6,200万円(同8.8%増)となった。
27日に会見した代表取締役社長の生江隆之氏は「当期は商品力を強化し、前年実績を上回る売上を計上、損益も改善となったものの、受注は前年並みだった。今後もよりいっそうブランドメッセージをアピールし受注拡大をめざしていく。建替え比率も上がっており、今後は特に都市部での建替えを強化していきたい」などと述べた。
なお通期では、連結売上高2,220億円、営業利益42億円、経常利益43億円、当期純利益20億円を見込んでいる。