不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は 27日、2010年9月度の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建6,206件、中古マンション1,380件)と、成約物件(新築戸建1,664件、中古マンション433件)の価格についてまとめたもの。
新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,074万円(前年同月比0.4%増)と27ヵ月ぶりのプラス。成約価格は3,133万円(同 ▲0.6%)で、25ヵ月連続のマイナスとなった。郊外エリアの成約物件が2,000万円台の低価格帯中心となっていることが要因。成約平均価格は、7ヵ月連続で登録価格を上回った。
一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,297万円(同11.2%増)で10ヵ月連続のプラス。前月比では▲1.2%と3ヵ月ぶりのマイナスとなった。成約価格は2,153万円(同9.8%増)と9ヵ月連続のプラス。前月比では、成約件数の多い神奈川県が10%近い下落となった影響から、▲1.0%と4ヵ月ぶりのマイナスとなった。なお、成約物件の平均価格は6ヵ月連続で登録物件の平均を下回っている。