積水ハウス(株)は、アサヒビール(株)、竹中工務店(株)、日産自動車(株)など異業種10社が参画し2010年10月に設立した「応用脳科学コンソーシアム」で、オープンイノベーションモデルの研究活動を開始する。
同コンソーシアムは、日本神経科学学会の協力を得て、それぞれの事業活動に関連する独創性の高い研究テーマについて、各テーマに関連の深い脳科学および関連領域の研究者を招へい。異業種同志が、さまざまな研究活動を行なっていくもの。各研究会の成果は、参加会員と研究者で共有。参加会員が、その成果を自社に持ち帰り、事業活動に応用することも可能。
積水ハウスは、「インタラクティブ住環境研究会」の主幹事として、居住者が障害を通じてより健康レベルを高め、自立した住生活を続けるための住宅の機能・デザインのあり方の構築をめざす。脳神経科学による最新の研究知見にもとづき、人の認知特性や行動の誘発・確実性など、同社がこれまで推進してきたユニバーサルデザインや快適性研究を深化。RT(ロボット技術)等も視野に入れた、人と居住環境のインタラクティブなデザインについて研究を進める。