エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は8日、2011年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~9月30日)の連結経営成績は、営業収益720億4,800万円(前年同期比6.5%増)、営業利益143億8,500万円(同272.2%増)、経常利益115億6,000万円(前年同期:経常利益7億6,100万円)、当期純利益60億4,500万円(同:当期純損失61億8,700万円)となった。
セグメント別にみると、不動産賃貸事業は、当期間に取得した物件や10年3月期に竣工した物件の賃料収入等があったものの、既存物件の賃料収入が減少したことや10年3月期に実施した物件売却の影響等により、前年同期に対して減収減益となった。また、同社グループの保有するオフィスビルの平均空室率は、10年9月末時点で東京5区が4.1%(同年6月末4.9%)、全国ベースが6.0%(同6.2%)。
その結果、営業収益465億3,900万円(前年同期比▲6.3%)、営業利益154億9,600万円(同▲7.6%)となった。
マンション分譲事業では、マンションの引渡戸数の増加、土地の売却等により、営業収益198億9,300万円(同46.9%増)、営業利益15億3,900万円(前年同期:営業損失107億4,900万円)となった。
次期は、前回発表時と変更なく、売上高1,410億円、営業利益240億円、経常利益180億円、当期純利益90億円を見込んでいる。