不動産ニュース / 開発・分譲

2010/11/11

ライフサイクルCO2マイナスを実現、「エコフラッグシップモデル」を発表/ミサワホーム

「エコフラッグシップモデル」外観イメージ
「エコフラッグシップモデル」外観イメージ

 ミサワホーム(株)は10日、最先端の環境技術と伝統的な日本家屋の知恵や工夫などを盛り込むことで、ライフサイクルCO2マイナスを実現するコンセプト住宅「エコフラッグシップモデル」を、同社高井戸本館の敷地内(東京都杉並区)に建設した。

 「木を植えるがごとく家をつくる」というコンセプトのもと、「エネルギーを自給」し、「自然と一体化」しながら「最適に成長」する、という3つのテーマを軸に開発。木のように地球の一器官として機能し、建てること自体が環境貢献となるような住まいを提案する。

 同モデルハウスは、1998年に商品化したゼロエネルギー住宅「HYBRID-Z(ハイブリッド・ゼット)」の環境性能をさらに発展させた住まいとして、北海道旭川市と三重県亀山市に試行棟を建設し、研究開発を進めてきた「次世代ゼロエネルギー住宅」の環境技術がベース。
 カスケードソーラーシステム(太陽光+太陽熱利用)による創エネルギーや、基礎断熱、付加断熱システム、高断熱ガラスなどの省エネルギー技術のほか、蓄電池付き「HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」や次世代自動車充電ステーションなどの最新技術を搭載。同時に、日本家屋の伝統的な知恵や工夫を受け継ぐ設計思想などを建物全体に採用。将来的な家族構成・使用形態などの変化にも対応できるよう、「田の字」ゾーニングを採用したほか、各ブロックに光や風を招き入れる「十の字」空間を取り入れ、心地よく長く住み続けられる快適性を備えながら、ライフサイクルCO2マイナスを実現していく。

 同社は、同モデルに搭載した環境技術をベースとした商品を2010年度中に発売する予定。また、蓄電池付きHEMSや次世代自動車充電ステーションについては、トヨタホーム(株)およびトヨタグループと協力しながら早期の商品化をめざす。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。