東邦レオ(株)は17日、新築木造住宅に屋上庭園を設置する「プラスワンリビング事業」を開始する。
同社は1999年から鉄筋コンクリート住宅や集合住宅のルーフバルコニーで屋上庭園を事業化。これまでに約500件、1ha以上の屋上庭園の設置を手がけている。今回立ち上げる事業は、新築木造住宅事業を手がける全国の工務店やビルダーと同社がパートナー契約を結び、共同で屋上庭園の設置するもの。木造住宅に利用できる緑化システムとウッドデッキなどを組合わせたパッケージ商品を、ユーザーに提供する。
屋上面積約50平方メートルのベーシックプランの場合、防水、屋上緑化、舗装、水栓、自動散水システムを含む材料・工事費で約100万円(坪単価6万5,000円~)で、同社の試算では、屋根材に「いぶし瓦」を用いた瓦屋根工事とほぼ同額となるという。防水は、シート防水1層、FRP防水2層による10年間保証付きの屋上緑化専用防水を採用。ベーシックプランのほかにも、菜園付きなど4種類を用意する。
なお、パートナー契約は関東以西のエリアから開始し、順次全国展開をめざす。3年後には年間売上高20億円をめざす。エンドユーザーに対しては、オリジナル屋外ファニチャーを販売するECサイトを開設するほか、専門スタッフによるメンテナンスサポートを実施する予定。