(株)サンシティは12日、10年12月期第3四半期決算を発表した。
当期(10年1月1日~9月30日)は、連結売上高120億円(前年同月比▲19.9%)、営業損失10億500万円(前年同期:営業損失47億4,800万円)、経常損失15億円(同:経常損失53億6,400万円)、当期純損失11億100万円(同:当期純損失57億3,200万円)となった。
同社では、08年度より経営資源を分譲マンション事業へ集約し、販管費等の大幅削減に努めながら、事業安定化に向けた経営努力を継続しており、当期においても、不稼働資産を中心にたな卸資産の圧縮に努めたものの利益率は低下した。
主力の分譲マンション事業では、同社グループの主たる営業エリアである東日本の地方衛星都市を主体に潜在需要の掘り起こしを行なったことや、たな卸資産の圧縮に努めた結果、売上高は増加し、107億9,500万円(前年同期比9.7%増)となったものの、営業損失13億5,000万円(前年同期:営業損失18億1,000万円)となった。
不動産流動化事業は、新規物件開発は凍結し、たな卸資産の圧縮に努め、その一環として仙台市内における不稼働資産を売却したが、たな卸資産処分損として特別損失へ計上したため、売上高、営業損益とも計上なし。
不動産賃貸事業は、安定的な賃貸収入の確保に努め、売上高6億1,200万円(前年同期比▲7.6%)、営業利益3億2,400万円(同▲12.2%)となった。
なお、通期は、前回発表時と変更なく、売上高203億9,900万円、営業利益9億9,800万円、経常利益4億2,900万円、当期純利益4億2,900万円を見込む。