森ビル(株)は18日、2011年3月期中間決算を発表した。
当期(10年4月1日~9月30日)の連結営業収益は1,022億円(前年同期比17.3%増)、営業利益は分譲事業の増益や海外事業の黒字化などにより206億円(同37.0%増)、経常利益は144億円(同34.3%増)、当期純利益は特別損失が減少したことなどから77億円(同62.2%増)となった。
賃貸事業は、稼働率上昇に伴うテナント入居工事の増加などにより、営業収益557億円(同4%増)。分譲事業は物件売却収入の増加し、営業収益321億円(同70%増)。施設営業事業はホテル業績の改善などから、営業収益94億円(同12%増)。海外事業はビル「上海環球金融中心」(中国・上海市)の稼働率上昇などにより、営業収益81億円(同13%増)を計上した。
通期(10年4月1日~11年3月31日)の連結業績は、営業収益1,900億円、営業利益360億円、経常利益240億円、当期純利益120億円を見込んでいる。