NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)は24日、「ファイナンシャル・プランナー実態調査」の結果を発表した。
同調査は、日本FP協会会員のFP資格取得に関する意識や従事しているFP業務の状況、およびFP業務に対する考えや将来の意向等を把握し、今後の協会運営やFPの理解促進・普及活動推進の一助とすることを目的としている。
インターネットによる調査で、調査期間は2010年7月2日(金)~7月15日(木)。日本FP協会認定のFP資格であるCFP資格・AFP資格を保有しているFPを対象に、10年7月にFPの資格保有状況および実務状況、FPに対する考え・評価等について調査し、有効回答数は1万1,804人だった。
FPの業務の実態については、FPとしての経験が長くなるにつれ、FP業務による年間収入は高くなる傾向にあり、業務経験9年以上のFPは6~7人に1人が「1,000万円以上」の年間収入を得ている結果となった。
また、CFP資格保有者の31%、ライフプランニングを主たるFP業務とする層の34%が、FP業務の売上げが増加していると回答。1ヵ月当たりのFP業務提供件数は平均6.7件で、1ヵ月当たりの相談件数が1年前と比較して「増加している」割合も、ライフプランニングを主たるFP業務とする層では34%と高い傾向にあることがわかった。
一方、FPに対する考え・評価についての調査では、学んだFP知識・技術の中で良かった内容について、FPのうち63%が「ライフプランニングの考え方」と回答した。
同調査の詳細は同協会ホームページを参照のこと。