大和ハウス工業(株)と同社グループの大和物流(株)および三陸運輸(株)は2010年12月24日、「エコシップマーク」認定事業者および優良事業者に認定されたと発表した。
同認定制度は、国土交通省海事局とフェリー事業者等が組織する「エコシップ・モーダルシフト優良事業実行委員会」が、陸上輸送に比べCO2排出量とエネルギー使用量を大幅に削減できる海上輸送へのモーダルシフトを推奨することを目的に海上貨物運送を一定以上利用している荷主や物流事業者に対して「エコシップマーク」を認定するもので、2008年度より実施されている。
大和ハウスグループでは、08年度に中期環境行動計画「Endless Green Program 2010」を策定し、輸送部門でのCO2削減量を07年度比15%と定め、CO2の削減に努めている。
また、07年より北海道内で建設する住宅用建築部材加工品を専用セミトレーラーに積載し、同社東北工場(宮城県大崎市)から大和物流の札幌物流センター(北海道恵庭市)まで輸送しており、こうした取組みが評価され、海運事業者である太平洋フェリー(株)の推薦により認定を受けた。
同社では、今後も鉄道輸送や船舶輸送などへのモーダルシフトを積極的に検討し、CO2排出量の削減に向けて取組んでいく考え。