(株)リクルートは13日、グラントウキョウサウスタワー(東京都千代田区)にて「2011年のトレンド予測」発表会を開催した。
同社が事業展開している「飲食領域」「女性日常領域」「住宅領域」「学び消費領域・就職活動における企業と学生のコミュニケーション領域」において、各編集長が2011年のトレンドとなるキーワードを発表、解説するもの。
住宅総合サイト・情報誌「SUUMO」の編集長・池本洋一氏によると、住宅領域の当年のキーワードは「ちょいタマイズ住宅」。10年は新設住宅の供給量が減少していたこともあり、中古住宅のリノベーション事例が増加したが、今年は新築住宅の購入後のカスタマイズが増加すると予測している。
要因として、(1)充実した仕様よりも身の丈にあった住宅で良いなど、経済合理性を重視する「ポスト団塊ジュニア」が主な購入層になること、(2)無印良品やIKEAなどを利用することで、カスタマイズ建材が身近に安く手に入ることなどを挙げた。
解説において同氏は、「例えば立地で不利な物件などは、特にこうしたニーズに対応する必要がある。また、若い世代ほど個性を求める志向が強いので、賃貸住宅でのDIYも一般化するのではないか」などと語った。