(財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は20日、2010年10~12月の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。
同期の中古マンションの成約件数は、7,410件(前年同期比▲2.3%)で、3期連続で前年同期を下回り、都県・地域別では、神奈川県を除いて前年同期を下回った。
成約物件の1平方メートル当たりの単価は平均40万600円(同5.8%上昇)、成約物件価格は2,622万円(同5.6%上昇)で、いずれも4期連続で上昇した。
成約物件の平均専有面積は65.45平方メートル(前年同期比0.2%縮小、前期比0.8%拡大)。平均築年数は17.56年となった。
また、中古戸建住宅の成約件数は2,632件(前年同期比▲1.9%)で、2期ぶりに前年同期を下回り、一方、新築戸建住宅の成約件数は1,016件(同31.9%増)と2期連続で前年同期を上回った。都県・地域別に見ると、千葉県を除くすべての県で増加し、特に埼玉県や東京都多摩地域は5割近い増加となった。
なお、土地の成約件数は1,115件(同▲6.7%)と、2期連続で前年同期比を下回っている。