SBIライフリビング(株)は26日、2011年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~12月31日)は、連結売上高34億3,200万円(前年同期比42.0%増)、営業利益4億600万円(同948.8%増)、経常利益3億400万円(前年同期:経常損失2,800万円)、当期純利益1億8,000万円(同:経常損失2,100万円)と大幅増益、黒字化した。
不動産関連事業では、主力商品である「Branche」シリーズの今期開発7物件の販売活動を個人富裕層をターゲットに実施、成約物件数は2件となった。また、SBIグループとの連携も順調に進み、不動産仲介、企画設計などのフィービジネスの獲得も成果をあげた。それらの結果、売上高6億6,700万円(前年同期比16.1%増)、営業利益100万円(前年同月:営業損失1億6,800万円)となった。
建設関連事業は、同社子会社のSBIプランナーズ(株)において、東海地区を中心に地主や富裕層にアプローチした受注活動を積極的に行ない、複数の建築請負の受注を獲得した結果、売上高16億1,800万円(前年同期比40.6%増)、営業利益2,100万円(前年同期:営業損失6,400万円)を計上。
インターネットメディア事業は、「チケット流通センター」や「ムスビー」などのEC・仲介サービスの取引件数が堅調に推移したことにより、売上高11億5,000万円(前年同期比65.8%増)、営業利益5億4,900万円(同103.2%増)となった。
なお、通期では業績予想を一部上方修正し、連結売上高58億円(前回発表から変更なし)、営業利益5億円(前回発表比56.3%増)、経常利益3億8,000万円(同123.5%増)、当期純利益2億6,000万円(同246.7%増)を見込む。増加理由は、(1)不動産関連事業において、不動産仲介および企画設計などのフィー・ビジネスによる収益が予想以上に増加したこと、(2)インターネットメディア事業において、第3四半期連結累計期間における収益が計画値を大きく上回ったこと、としている。