不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/1/28

受注が堅調に推移し、増収増益/パナホーム11年3月期第3四半期決算

 パナホーム(株)は28日、2011年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~12月31日)の連結売上高は1,902億4,100万円(前年同期比6.4%増)、営業利益37億1,400万円(同323.4%増)、経常利益36億5,800万円(同635.6%増)、当期純利益9億8,200万円(前年同期:当期純損失3億3,000万円)となった。

 主力の戸建請負事業では、「長期優良住宅」認定基準に標準対応し、環境性能に優れた商品を普及価格帯から取り揃えて、幅広い顧客層に提供したほか、光触媒技術を活用したタイル外壁「キラテック」を訴求するため、全国一斉販促キャンペーンを実施したことなどにより、受注が堅調に推移。商品・技術開発では、「CO2±0住宅」の研究棟を建設し、11年度中の商品化をめざして実証試験を進めている。
 資産活用事業では、「ケア付き高齢者専用賃貸住宅・一括借上げシステム」の提供や、全国で医療・介護事業者様向けセミナーを開催し、独自のコンサルティングサービスについて訴求するなど、高齢者向け住宅の販売を促進。
 リフォーム事業では、広告展開やイベントの開催などをつうじて、木造やマンションなどを対象とした大規模増改築の認知度向上を図った。また、情報発信とコンサルティング営業の拠点としてリフォームプラザを開設、潜在顧客との接点を強化するなど、事業の基盤づくりに注力した。

 なお、当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益28億400万円や、減価償却費21億9,300万円、未成工事受入金の増加81億7,600万円などの資金の増加があったことにより、前年同期に比べて143億3,300万円増加の120億7,400万円となった。

 通期では連結売上高2,700億円、営業利益80億円、経常利益80億円、当期純利益33億円を見込んでいる。

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