(株)東急コミュニティーは28日、2011年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~12月31日)の連結売上高は838億2,300万円(前年同期比1.4%増)、営業利益54億9,000万円(同12.4%増)、経常利益55億1,600万円(同10.8%増)、当期純利益27億7,400万円(同▲1.4%)。
主力の管理業では、マンション管理組合財産の保全強化として新収納支払システムや専有部サービスの組合一括販売において、継続して提案活動を実施。また、ビル管理では、価格競争力の強化や品質の向上に努めたほか、市街地再開発案件などの大型プロジェクト、PFI事業に取り組んだ。リニューアル事業部の再編により営繕収入が減少したものの、売上高541億2,800万円(同▲3.1%)を確保。管理委託費の増収が寄与、営業費用の削減にも努めた結果、営業利益は48億9,000万円(同12.9%増)と大幅に増加した。
賃貸業は、稼働率の向上・維持に取り組んだ結果、売上高134億2,800万円(同2.5%増)、新規物件の稼働による賃料収入増や子会社の貸し会議室の稼働率改善により、営業利益は13億2,400万円(同1.7%増)となった。
なお、通期では、連結売上高1,156億円、営業利益74億円、経常利益74億3,000万円、当期純利益38億3,000万円を見込んでいる。