トヨタホーム(株)とミサワホーム(株)は、関東エリアの1都7県を対象とした「広域認定制度」の認定を共同申請し、1月12日付けで環境省より認定を取得。これにより、ミサワホームが2009年に開設した産業廃棄物の中間処理施設「関東資源循環センター」(千葉県野田市)の共同利用を、4月から開始すると発表した。
広域認定制度は、廃棄物を広域で回収・再資源化する際に、環境大臣の認定を受けることで、都道府県等ごとの廃棄物処理業の許可が不要になる制度。今回の共同利用は、施設を2社が利用することでスケールメリットを生かし、いっそうの効率化、低コスト化を図ることが狙い。
同センターでは、新築現場から発生する産業廃棄物を中間処理するだけでなく、QRコードラベルを建設廃棄物すべてに付して、その重量を住宅別、品目別に集計。分析データを商品開発や部品開発にフィードバックすることで、廃棄物の減量化までをめざす。09年6月に本格稼働し、ミサワホームは関東エリアにおける新築施工現場のゼロ・エミッションを達成している。