不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/2/8

首都圏マンション「買い時感」、大幅に上昇/長谷工アーベスト調査

 (株)長谷工アーベストは8日、「顧客マインド調査(1月)」の結果を発表した。同社が首都圏で受託販売したマンションのモデルルームへの来訪者と首都圏居住者(モニター)を対象に3ヵ月ごとに住宅の「買い時感」について調査・分析しているもの。今回は1月6日から11日にかけてWEBアンケートを実施し、来訪者477件、モニター2,087件の有効回答を得た。

 景気について、「次第に良くなると思う」の数値から「次第に悪化すると思う」の数値を差し引いた「景気動向DI」は、来訪者が+23(前回調査(2010年10月)比36ポイント増)、モニターが+14(同35ポイント増)と大幅に上昇。来訪者・モニターともにマイナス水準から一転してプラス水準まで大幅に改善した。同社は、世界経済の回復基調や年末から年初にかけての株価上昇、また新しい年への期待感などを背景に、景況感が改善しているとみている。

 住宅の買い時について、「買い時だと思う」の数値から「買い時だと思わない」の数値を差し引いた「買い時感DI」は、来訪者が+29(同9ポイント増)、モニターが+7(同10ポイント増)といずれも上昇。来訪者・モニターともに、買い時感の回復基調は持続しており、11年年初の住宅の買い時感DIは前年年初を上回る水準でスタートしている。

 買い時だと思う理由としては、「金利が低水準」「価格が低水準」「税制のメリットがある」等の「買い易い市場環境」が引き続き上位となっている。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。