不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/2/8

10年度に約1,490億円の純利益を計上/プロロジス10年第4四半期・10年度末決算

 プロロジスは4日、2010年第4四半期(10年10~12月)および2010年の決算結果を発表した。

 当期の、FFO(ファンド・フロム・オペレーション)は1株当たり0.25米ドル、10年度通期では1株当たり0.76ドルとなった。
 10年12月末の稼動中施設の稼働率は91%となり、10年第4四半期に新規・更新分合わせて約320万平方メートルを、10年度通期では新規・更新分合わせて約1,100万平方メートルを賃貸契約し、過去最高であった08年の約1,124万平方メートルに迫る勢いとなった。
 また、10年度中に19棟、6億5,600万ドル(1米ドル=85円換算で約560億円、以下同)の新規開発をスタート。19棟のうち17棟はビルド・トゥ・スーツ型施設(BTS施設)もしくは大部分が賃貸契約済みとなった。
 なお、2010年度中に12億5,000万ドル(約1,063億円)の資産売却や、5億ドル(約425億円)のファンドや合弁企業への資産の移管などにより、合わせて17億5,000万ドル(約1,490億円)の純利益を計上する。

 同社CEOのウォルター C. ラコウィッチ氏は「10年第4四半期中に賃貸契約実績が加速度的に増え、第3四半期を25%も上回った。また、米国マーケット全体を見ても3四半期連続で賃貸面積が増加。さらに、BTS施設も引き続き大きな需要があり、第4四半期中に1億5,500万ドル(約132億円)の新規開発をスタートした。これらの新規開発施設の95%は着工時に賃貸契約が締結されている」とコメント。
 さらに「同一顧客による賃料増加は11年も引き続きマイナスになると予想しており、賃料水準がピークであった06~07年から下落を続けている。しかし、今後もカスタマーの根強い需要があり、マルチテナント型施設の開発を続けることができれば、10年後半から続いている回復傾向は今後も続くと明るい見通しを持っている」と語っている。

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