三井不動産レジデンシャル(株)は9日、分譲マンション「パークホームズ滝野川」(東京都北区、総戸数60戸)内、第6回三井住空間デザイン賞受賞住戸(2階201号室、専有面積68.88平方メートル)の見学会を、報道陣向けに開催した。
同デザインコンペは、(株)新建築社と共催で、集合住宅における新たな価値創造を目的に2002年から実施されているもの。
応募作品562点の中から選ばれた最優秀作品をベースにプランニングした住戸は、一つの空間を2枚の壁で分割し、「妻のリビング」「夫のリビング」「2人のリビング」の“3つのリビングがある家”がテーマ。空間を分割する壁はどれも完全に閉じ切らず、孤立しすぎることも同化しすぎることもない、家族の適切な距離感の創出をめざしている。
設計者である(株)フィールドフォー・デザインオフィス・チーフデザイナーの藤原洋平氏は「夫婦がそれぞれに独立した生活を送りつつも、会いたいときは2人のリビングで集えるため、“ON”と“OFF”が確立された生活が送れる。お互いのプライベートを重視し、夫婦がともに成長、変化しながら生き生きと過ごすことのできる空間づくりをめざした」などと語った。
「パークホームズ滝野川」は、JR埼京線「板橋」駅徒歩5分、東武東上線「北池袋」駅徒歩6分、都営地下鉄三田線「西巣鴨」駅徒歩12分に位置。敷地面積1,032.31平方メートル、延床面積4,937.29平方メートル、鉄筋コンクリート造地上13階建ての分譲マンション。専有面積70平方メートル前後の3LDKの住戸プランが中心。受賞住戸を含めた60戸はすでに完売しており、入居は3月の予定。