東京建物不動産販売(株)は14日、2010年12月期決算を発表した。
当期(10年1月1日~12月31日)の連結売上高は274億4,400万円(前年同期比38.7%増)、営業利益は28億1,600万円(前年同期:営業損失24億8,600万円)、経常利益は23億6,400万円(同:経常損失31億6,200万円)、当期純利益は13億1,000万円(同:当期純損失57億4,200万円)と、大幅増収、黒字化を実現。好決算を受け、1株当たり配当金を5円から8円へ増配した。
主力の仲介事業は、個人仲介の取扱件数・手数料収入は減少したものの、事業法人やJREITによる投資用不動産等の大型案件の取引が成立。営業収益29億400万円(前年同期比50.7%増)、営業利益5億800万円(前年同期:営業損失3億7,600万円)と黒字転換した。
アセットソリューション事業は、販売用不動産の売却活動を強化。営業収益106億2,500万円(前年同期比▲1.2%)、たな卸資産評価損の減少もあり、営業利益15億1,700万円(前年同期:営業損失21億5,100万円)となった。
また、賃貸事業は、(株)東京建物アメニティサポートの管理事業・清掃事業の収益が寄与。営業収益112億4,800万円(同278.0%増)、営業利益23億3,400万円(同335.4%増)と大幅増。
なお、次期については連結売上高265億円、営業利益22億円、経常利益18億円、当期純利益15億円を見込んでいる。