不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/2/15

稼働率堅調に推移も減収減益、1口当たり分配金は1万5,495円/NBF10年12月期決算

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は14日、2010年12月期決算を発表した。

 当期(10年7月1日~12月31日)の営業収益は273億1,400万円(前期比▲3.6%)、営業利益は113億1,800万円(同▲7.0%)、経常利益は83億9,900万円(同▲9.5%)、当期純利益は83億9,800万円(同▲9.5%)、1口当たり分配金は1万5,495円(同▲1,629円)。

 不動産賃貸事業収益は、既存テナントの賃料改定等による不動産賃貸収入の減少に伴い、273億1,400万円(同▲2.6%)に。不動産賃貸事業費用は前期比ほぼ横ばいの148億2,400万円(同0.0%)で、不動産賃貸事業利益は124億8,900万円(同▲5.4%)となった。 

 また、当期は新たな物件の取得はなく、当期末におけるポートフォリオは、保有物件ベースで59物件、投資額(取得価格ベース)7,795億円。期末稼働率は堅調に推移し96.6%(同2.1ポイント上昇)、テナント数は952。
 
 同投資法人・代表取締役社長の西山晃一氏は「1月に合計575億7,000万円・6物件を取得した。1年前と比べ、マーケット全体で情報数が増え、その質も高くなっているように思う。収益は右肩下がり傾向にあるが、稼働率は逆に右肩上がり。賃料水準も安定してきたことから、次期は外部成長に積極的に取り組み、内部成長にも力を入れたい」と述べた。
 
 次期については、営業収益280億6,700万円、営業利益117億5,100万円、経常利益87億3,500万円、当期純利益87億3,500万円、1口当たり分配金1万5,100円を見込んでいる。

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