不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/2/16

特損26億円計上も、赤字幅は縮小/ケネディクス10年12月期決算

 ケネディクス(株)は14日、2010年12月期決算を発表した。

 当期(10年1月1日~12月31日)の連結営業収益は385億8,900万円(前年同期比▲50.4%)、営業利益は73億3,100万円(同 ▲13.1%)、経常利益は22億200万円(同877.2%増)、当期純損失は25億4,200万円(前年同期:純損失184億3,800万円)。バランスシートのスリム化のため、海外不動産保有の連結子会社の整理損失および固定資産の譲渡に伴う損失を中心に、特別損失として26億円を計上したが、特別損失額が縮小したため赤字幅は改善した。

 セグメント別では、不動産投資アドバイザリー事業が、アクイジションフィーが増加したものの、匿名組合分配金やブローカレッジフィーが減少したため、営業収益17億4,900万円(前年同期比11.8%増)、営業利益は2億3,500万円(同▲63.4%)となった。

 不動産投資事業は、年金基金等の韓国機関投資家の資金により組成された私募ファンドへ自己勘定保有物件の組入れを行なったものの、前年同期は開発物件である大型オフィスビル「KDX豊洲グランスクエア」(東京都江東区)をはじめとした不動産売却収入を計上したことから、不動産売却収入が大幅に減少。また、バランスシートの圧縮に伴い、賃貸事業収入が減少した結果、営業収益は326億1,200万円(同▲53.4%)、営業利益は54億2,400万円(同▲20.6%)を計上。

 アセットマネジメント事業は、AM受託残高が1兆979億円(前連結会計年度末比16.8%増)に増加したことに伴い、管理報酬であるアセットマネジメントフィーは順調に増加したが、営業費用も増加した結果、営業収益49億2,000万円(同0.7%増)、営業利益27億4,000万円(同▲13.3%)となった。

 次期は、営業収益219億円、営業利益76億円、経常利益37億円、当期純利益20億円を見込む。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。