(株)サンシティは15日、2010年12月期決算を発表した。
当期(10年1月1日~12月31日)は、経営資源を分譲マンション事業へ集約し、販売管理費などの大幅削減に努めながら、保有不動産・不稼動資産の売却損、資産の評価減を実施するなどした結果、連結売上高151億6,400万円(前年同期比▲24.0%)、営業損失14億800万円(前年同期:営業損失52億500万円)、経常損失20億6,400万円(同:経常損失59億9,000万円)、当期純損失1億7,600万円(同:当期純損失64億4,300万円)となった。
主力の分譲マンション事業では、一部のたな卸資産について早期処分を進めたことで利益率が低下したものの、東日本の地方衛星都市を主体に潜在需要を掘り起こした結果、売上高135億3,700万円(前年同期比5.3%増)、営業損失16億5,800万円(前年同期:営業損失21億4,200万円)と増収減益となった。
不動産流動化事業では、新規物件開発を凍結し、たな卸資産の圧縮を推進。その一環として不稼動不動産を売却し、「たな卸資産処分損」として損失額を特別損失に計上したため、売上高の計上はなく、また、同事業として保有しているたな卸資産に対し、資産の評価減を実施したことから営業損失1億7,900万円を計上した。
次期(11年1月1日~12月31日)の連結売上高108億円、営業利益2億8,000万円、経常利益1,000万円、当期純利益1,000万円を見込んでいる。