不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/2/28

太陽光発電搭載・オール電化住宅の73%が「光熱費ゼロ」実現/積水化学工業調査

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは28日、「太陽光発電(PV)実邸アンケート調査(2010)」結果を発表した。自社で供給した「オール電化・PV搭載住宅」居住者(09年1~12月)を対象に、新買取制度開始後の10年1~12月の電気料金、発電量などを調査したもの。有効回答は1,142件。

 光熱費ゼロ住宅の比率は73%と、09年の20%から飛躍的な伸びを示した。買取価格が従来の2倍(48円/kWh)に引き上げられたこと、PVの大容量化などが原因。

 アンケート回答者が居住する住宅の平均PV搭載量は4.4kW。年間発電量4,980kWhに対し、1,500kWhが自家消費、約70%が余剰電力として売電された。年間の光熱費収支は、平均でプラス5万7,000円となった。世代別の光熱費ゼロ率の1位は30代で、若年世代ほどゼロ率が高くなっていた。家族構成別では、単世帯のほうが光熱費ゼロ率は高かったが、多世帯でも4割以上が光熱費ゼロだった。

 また、PV採用の満足度(非常に満足、まあ満足)は98%と高かった。PVにして良かった理由の1位は「光熱費を削減できた」、2位「省エネ意識が高まった」、3位「発電量や天気のチェックが楽しみになった」などとなった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。