不動産ニュース / 開発・分譲

2011/3/1

「環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区」、今春着工/森ビル

 森ビル(株)は2月28日、東京都が施行し、同社が特定建築者として開発している「環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区」について、今春の本体着工に向け安全祈願式を執り行なった。

 同街区は、土地利用の合理化を図るため、道路の区域を立体的に定め道路施設以外の空間を自由に利用できる「立体道路制度」を活用したもので、地下の道路が超高層複合ビルを貫通する交通インフラと一体となった大規模複合開発事業。

 車道本線を地下トンネル化することで、地上部ではゆとりのある歩行者空間を確保し、表参道を越える広幅員の道路を整備。広い道路空間と街路樹を整備することにより、風がとおり、都心部のヒートアイランド対策にも寄与するシンボルストリートとなる。

 また、超高層複合タワーとの一体整備により、地権者は地区内での事業および居住継続が可能となり、地域の生活基盤や活力の維持・向上に貢献。さらに高品質なオフィスや住宅、ホテルなどの複合機能の整備により多様な都市活動のステージとしてグローバルプレーヤーの集う高次複合拠点をめざしていく。

 同事業では、環状第二号線地上部の街路樹等により生まれる「東西の環境軸」と芝公園~愛宕山~日比谷公園をつなぐ「南北の環境軸」の交点において、豊かな緑やオープンスペースの創出により、良好な景観等の環境形成を進める予定で、国土交通省の2010年度「省CO2先導事業」に認定されている。

 竣工は14年の予定。

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