(財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、2011年2月の市場動向を発表した。
同月の首都圏中古マンション成約件数は2,985件(前年同月比3.9%増)で、3ヵ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数が1万3,786件(同 28.2%増)と11ヵ月連続増、3ヵ月連続2割増を記録するなど大幅に増えていることが、取引の増加に結びついている。成約件数を都県別にみると、東京都が都心部や城南地域を中心に取引を増やし1,362件(同7.8%増)、埼玉県416件(同5.6%増)、千葉県399件(同0.5%増)、神奈川県のみ808件(同▲1.2%)と減少した。
成約単価は、1平方メートル当たり40万800円(同3.9%増)と前年比で14ヵ月連続の上昇。前月比でも3ヵ月ぶりに上昇した。都県別では、東京都52万6,200円(同3.3%増)、埼玉県25万4,700円(同5.9%増)、千葉県25万5,900円(同4.7%増)、神奈川県36万1,800円(同1.8%増)と全エリアで上昇した。成約平均価格は2,644万円(同3.9%増)、平均専有面積は65.97平方メートル(同増減なし)だった。
また、中古戸建住宅の成約件数は986件(同4.4%増)と、3ヵ月連続の増加。成約平均価格は3,064万円(同0.8%増)で、4ヵ月連続の上昇。ただし前月比では2ヵ月連続で下落した。