積水化学工業(株)住宅カンパニーは、平屋の戸建て住宅第2弾となる「楽の家ファミリースタイル」を26日から全国で発売する。
同商品は、2010年11月に発売した中高齢層向けの平屋の戸建て住宅「楽の家」のターゲットを若年層とし、「子育て主婦を応援する家」をテーマに開発したもので、「家事が楽・身体が楽・家計が楽・将来が楽・子育てが楽」の5つの「楽」を追求した。鉄骨系のハイムシリーズ、木質系のツーユーホームシリーズで展開する。
「家事が楽」では、平屋であることから家事のすべてがワンフロアで完結することに加え、シャワーで流すだけで皮脂汚れが落ちる「らくり~んコート浴槽」や手入れがしやすいフチなしシステムトイレを標準採用する。
「身体が楽」では、高性能な換気システム(木質系は「空気工房」、鉄骨系は「快適エアリー」)を標準装備し、花粉や粉塵などをカットする。
「家計が楽」では、高気密・高断熱躯体による省エネ効果に加え、オプションで「太陽光発電システム」を搭載可能とした。
「将来が楽」では、入居後のさまざま要望に応える窓口を「お客様センター」に一本化し365日24時間受け付ける。さらに、構造・防水保証に関する業界最長の「20年間瑕疵保証」と、定期的な建物診断をする「60年間・長期サポートシステム」を導入する。
「子育てが楽」では、同社が立命館大学の陰山教授とコラボレーションして開発した商品である子供の学習環境をサポートする家「かげやまモデル」の提案を反映させた。
10日に開催した商品説明会で、積水化学工業(株)住宅カンパニー住宅事業部住宅事業部長の村上和正氏は「平屋への関心は地方が多いと思っていたが、東京近郊の方も多く、今後全国的に広く浸透していくだろう」などと語った。
販売価格は、3.3平方メートルあたり60万円台から。販売目標はすでに発売済みの中高年層向けの「楽の家」と合わせた平屋全体で年間600棟、「楽の家ファミリースタイル」単体では100棟をめざす。