(株)インテリックスは10日、環境に配慮した中古マンション「リノヴェックスマンション エコキューブ」の販売を開始した。
同商品は、(社)リノベーション住宅推進協議会で定める統一基準「R1住宅」に適合し、最長10年のアフターサービス保証が付いた中古マンション「リノヴェックスマンション」に、「エコ」をプラスしたもの。
「エコ」への配慮として、六面断熱による高断熱・高気密仕様や、全窓インナーサッシとすることで、年間CO2排出量・冷暖房費の大幅削減を可能にする。また、工場で加工した木質パネルを現場で組み立てる「Good-Infill工法」を採用。これにより、騒音、振動、ホコリが減少し近隣住民への負担を軽減するほか、工期の短縮、廃材の大幅減少、施工精度の均一化が図れるようになった。
同日開催された内覧会では、同商品を採用した東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅徒歩5分の築33年の中古マンションの一戸(専有面積65.10平方メートル)が公開された。「Good-Infill工法」を採用することで、工期は5日、解体から竣工までは1ヵ月半に短縮された。
説明会において、同社代表取締役の山本卓也氏は「中古マンションを流通させるためには、表面的な内装だけでなく建物を再生させていく必要があり、われわれは一歩ずつ頑張って広めていきたい」などと述べた。
今後の展開としては、築25~30年経過したマンションを中心に本格的導入を図り、年間60~100棟程度の販売を予定している。