不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/3/18

法人向け収益物件の売上など低迷したものの黒字化/アルデプロ11年7月期第2四半期決算

 (株)アルデプロは17日、2011年7月期第2四半期決算を発表した。

 当期(10年8月1日~11年1月31日)は、売上高15億5,000万円(前年同期比▲55.8%)、営業損失8,300万円(前年同期:営業損失17億9,200万円)、経常損失1億1,200万円(同:経常損失29億4,500万円)、当期純利益2億3,400万円(同:当期純損失33億1,800万円)。なお、不動産売買契約を解約したことに伴いその前渡金の回収可能性を鑑み解約損失引当金6,000万円を計上していたが、その内5,000万円を回収できたことから特別利益に計上。また、訴訟係属中の過去の広告宣伝に係る案件について、同社が負担する可能性があると見込まれる2,200万円を特別損失として計上している。

 主力の不動産再活事業は、個人向けの中古マンション再活事業が前年同期に比べ販売戸数、販売金額とも増加するなど比較的堅調に推移したものの、法人を対象とした収益用物件や土地などの売上げは、買い手に対する融資姿勢の厳格化などの影響を受け、低調に推移した。結果、売上高13億1,300万円(前年同期比▲57.4%)、営業利益は1億2,400万円(前年同期:営業損失16億4,800万円)となった。
 
 通期の業績予想は、同社保有不動産の売却時期によって大きく変動する可能性が高くなっており、主に法人向けを対象とする不動産物件について、買い手側のニーズはあるものの、買い手側に対する金融機関の融資状況によって、売却されるかどうかが左右される状況が続いていることから、同社では慎重に精査する必要があるものと判断し、10年9月14日に公表した業績予想を取り下げ、業績見通しが確定し次第公表する予定。

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