国土交通省は30日、都市再生特別措置法にもとづく民間都市再生整備事業計画として「牧志・安里地区第一種市街地再開発事業」を認定した。
同事業は沖縄県那覇市の中心市街地に位置する未接道家屋の密集地2万3,232平方メートルに、河川改修・道路拡幅等の公共施設と商業施設を整備するもの。低地部を安里川が流れており、浸水常襲地区になっていた。
安里川の両側に、地上25階建ての住宅棟と、地上12階のホテル・店舗・図書館・プラネタリウムなどで構成される棟を建設する。また河川約5,546.82平方メートル、道路約8,322.49平方メートルを整備する。
2006年3月に都市計画決定、07年1月に再開発組合が設立し、同年10月に事業計画が認可、08年3月に権利変換計画が認可され、同年10月より着工していた。
なお06年1月に特定業務代行者選定に係る事業提案競技(公募)が開催され、大和ハウス工業・大林組・國場組グループが選出されている。