不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/4/5

物件仕入れや不動産開発を推進し、減収減益/トーセイ11年11月期第1四半期決算

 トーセイ(株)は5日、2011年11月期第1四半期決算を発表した。

 当期(10年12月1日~11年2月28日)の連結売上高は46億5,000万円(前年同期比▲41.9%)、営業利益は7億2,300万円(同▲56.9%)、経常利益は4億6,100万円(同▲69.2%)、当期純利益は2億7,300万円(同▲68.7%)。
 棚卸資産の売却に注力し、物件の仕入れと不動産開発の推進を行なった結果、減収減益となった。

 セグメント別にみると、不動産流動化事業では、Restyling事業において、「ヒルトップ横濱根岸」(横浜市磯子区)、「エコロジー落合レジデンスI・II」(東京都新宿区)など36戸を販売したことに加え、4棟のバリューアップ物件の販売によって、売上高29億3,700万円、営業利益6億2,100万円を計上した。

 不動産開発事業は、戸建住宅を1戸販売、売上高8,400万円、営業損失4,500万円を計上。

 不動産賃貸事業は、事務所の縮小、移転等により空室率が上昇するなか、稼働率の維持に努め、一方、マンションでは、稼働率を高めることに注力した結果、売上高は5億6,500万円、営業利益は2億8,000万円となった。

 不動産ファンド事業は、アセットマネジメントフィーが安定的に計上されたことに加え、物件の売却に伴うディスポジションフィーの計上等により、売上高は2億9,300万円、営業利益は1億2,100万円となった。

 通期においては、連結売上高271億5,100万円、営業利益20億2,700万円、経常利益11億1,100万円、当期純利益6億7,900万円を見込んでいる。

 なお、同社は11年11月期第2四半期(10年12月1日~11年5月31日)の連結業績予想を修正。
 修正後の連結売上高は83億5,100万円(前回発表比▲27.1%)、営業利益は9億5,200万円(同20.7%増)、経常利益は4億5,600万円(同43.6%増)、当期純利益は2億7,200万円(同42.1%増)。

 東北地方太平洋沖地震の影響により、3月に予定していた販売物件の契約が一部先送りや解除となったことに加え、売買取引の停滞が予想されることから、修正したもの。通期業績予想は据え置いている。

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