森ビル(株)が六本木ヒルズの青山・西麻布・渋谷方面で推進してきた複合オフィスビル「六本木ヒルズ クロスポイント」(東京都港区)が7日、竣工した。
同ビルは、敷地面積1,003.61平方メートル、延床面積7,578.57平方メートル、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上10階地下1階建て。事務所(3~7階、8・10階の一部)、店舗(1~2階)、住宅(8~10階の一部)、バイク駐輪場(B1F)からなる。
基準階貸室は、面積727平方メートル(220坪)、最大天井高約5m、フラット天井仕上げの場合でも3.7m(一般的なオフィス天井高は2.8m)を確保。階高を最大限に生かすため、天井を仕上げないスケルトンでの利用も可能とし、内装の自由度を向上させている。
7月末に六本木ヒルズ「66プラザ」と連絡ブリッジで接続する予定で、これにより日比谷線「六本木」駅へスムーズにアクセスできるだけでなく、六本木ヒルズのレストランやホテル、映画館、美術館などにダイレクトアクセスが可能となる。
また、中心鋼材が伸び縮みすることによって地震力を低減させる制震装置「アンボンドブレース」を各階4ヵ所・全40台に採用。建築基準法で定められた耐震設計基準を上回るよう設計し、高い制震性能を備えた。