不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/4/15

賃料改定で稼働率向上。1口当たりの分配金は1万6,880円/BLI 11年2月期決算

 ビ・ライフ投資法人(BLI)は14日、2011年2月期決算を発表した。

 当期(10年9月1日~11年2月28日)の営業収益は77億9,300万円(前期比19.6%増)、営業利益は37億9,600万円(同28.6%増)、経常利益は27億6,100万円(同49.6%増)、当期純利益は32億4,500万円(同▲84.5%)、1口当たりの分配金は1万6,880円となった。当期営業期間は6ヵ月間と前期の9ヵ月と比べ短くなったものの、稼働率が想定より高く推移したこと、経費支出が少なかったこと等により増収増益を達成した。なお、純利益が大幅減となっているのは、前期純利益に合併に伴う負ののれん発生益が含まれているため。

 市場実勢にあわせた賃料設定を行なうことで、稼働率の改善とキャッシュフローの増加による収益性の改善に注力。当期末時点の稼働率は96%(前期末比2.5%改善)に向上した。
 保有資産の入替えについては、小型物件を中心に10物件以上の売却を行ない、売却損益の総額7億5,600万円を計上する一方、メインスポンサーである大和ハウス工業(株)が開発したマンション「ロイヤルパークス豊洲」など4物件を取得し、外部成長とポートフォリオの質の向上を達成。当期末時点における保有資産合計は物件数121物件、資産規模1,921億7,600万円(取得価格ベース)、賃貸可能戸数8,314戸、賃貸可能面積34万1,034.63平方メートルとなった。

 次期(11年8月期)については、営業収益65億8,700万円、営業利益24億5,000万円、経常利益13億4,000万円、当期純利益12億8,000万円、1口当たりの分配金1万5,500円を見込む。
 なお、東日本大震災により被害の現地調査費用2,020万円と修繕費用等の合計6,020万円が発生したが、次期に震災関連費用として特別損失に計上することに加え、当該費用相当分を内部留保から取り崩すことで、分配金への影響を生じさせない方針。

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