(財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は19日、2011年1~3月の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。
同期の首都圏中古マンション成約件数は7,863件(前年同期比▲4.7%)で4期連続で前年同期を下回った。1、2月は前年同月を上回っていたものの、東日本大震災の影響で3月の成約件数が20%近く落ち込んだため、前年同期割れとなった。都県別では、東京都3,609件(同▲2.1%)、埼玉県1,062件(同▲3.5%)、千葉県1,034件(同▲13.0%)、神奈川県2,158件(同▲5.0%増)と全都県で前年同期を下回った。
成約単価は1平方メートル平均で39万7,000円(同2.8%増)。成約物件価格は2,596万円(同2.2%増)となっている。成約物件の平均専有面積は65.38平方メートル(同▲0.6%)、成約物件の平均築年数は17.78年だった。
また、中古戸建住宅の成約件数は2,704件(同▲4.9%)で、2期連続の前年同期割れ。新築戸建住宅の成約件数は1,043件(同19.1%増)で、3期連続の前年同期比プラスとなった。