大東建託(株)は19日、2011年3月期業績予想の修正を発表した。
修正後の業績予想は、連結売上高1,001億100万円(前回発表比▲0.3%)、営業利益737億円(同▲0.7%)、経常利益780億円(同▲0.6%)、当期純利益431億円(同▲5.1%)。
震災により建設中の賃貸住宅が被害を受け、完成工事約33億円が工期先送りとなったことで売上高が減少。この工事先送りで完成工事総利益が約15億円減少するほか、管理子会社が運営する一括借上事業の収支改善等により、営業利益・経常利益が約5億円減少する見込み。また、災害特別損失として約44億円を計上する。これにより、期末配当金も1株当たり131円(同144円)に減額する。
なお、同社が建築中、管理する賃貸物件のうち、震災により全損した物件は190棟(建設中14棟、管理物件176棟)、大規模・小規模修繕が8,128棟(建設中105棟・管理物件8,023棟)の合計8,318棟が、震災による被害を受けた。