住友林業(株)のグループ会社であり、総合的な緑化提案を行なう住友林業緑化(株)は5月1日より、折板屋根緑化システム「苔かんむり」を全国(積雪地域・沖縄を除く)を販売する。
同商品は、折板葺建物の屋根緑化を目的に開発されたもの。パネル表面は保護層で被覆。施工完了後、保護層に守られ雨水と太陽光だけで生育する「スナ苔」は、日差しや乾燥に強く、無降雨にも耐えるため灌水装置が不要と省メンテナンス性に優れるほか、蒸散作用によりヒートアイランドを緩和する効果もある。また、建築基準法が定める耐火基準をクリアし、高い耐風圧性能を保有すると同時に、工事立地法における「緑化」にも適合する。さらに、緑化面積1,000平方メートルの場合、冷房使用期の120日間で約6.2トンのCO2削減と約63万円の光熱費を削減効果があるとしている。
価格は、1平方メートル当たり2万8,350円(消費税含む)からで、初年度の販売見込みは、2,500平方メートル。