オリックス不動産投資法人(OJR)は11日、2011年2月期決算を発表した。
当期(10年9月1日~11年2月28日)は、営業収益107億4,100万円(前期比▲8.2%)、営業収益47億9,000万円(同▲18.6%)、経常利益32億9,200万円(同▲26.5%)、当期純利益32億9,100万円(同▲23.6%)、1口当たり分配金1万3,083円(前期:1万6,061円)となった。
当期は、「ORE札幌ビル」(取得価格42億5,000万円)、「岡山久米商業施設」(同27億5,000万円)および「芝浦アイランド ブルームタワー」(同55億5,000万円)を取得する一方、「ソネット上池袋」(譲渡価格21億4,600万円)を売却。当期末の同投資法人のポートフォリオは54物件、取得価格3,110億3,700万円となった。
また、同投資法人の資産運用会社であるオリックス・アセットマネジメント(株)と外部管理会社のテナント満足度向上のための取組みや、空室発生時のテナント誘致活動の強化により、同投資法人が保有する運用不動産の稼働率は96.2%と、一定水準を維持している。
なお、次期(11年3月1日~8月31日)は営業収益111億6,000万円、営業利益47億3,600万円、経常利益30億7,900万円、当期純利益30億7,300万円、1口当たり分配金1万2,200円を見込んでいる。