東急不動産(株)は4月26日(火)、大阪府下最大級のモール型ショッピングセンター「あべのマーケットパーク キューズモール」(大阪市阿倍野区、店舗数254店舗)をグランドオープンする。
同施設は、同社の商業施設「マーケットパーク」シリーズの第2弾。屋内空間(インモール)と、外部空間(オープンモール)を複合した商業施設で、JR・御堂筋・谷町線「天王寺」駅、近鉄線「大阪阿部野橋」駅、谷町線・阪堺電車「阿倍野」駅等が利用できる。
鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上6階建て、敷地面積3万7,803平方メートル、延床面積18万3,730平方メートル。
建物を低層に抑え(商業ゾーンは地上4階建て)、外壁面では、ブロックごとに素材や色を変化させボリュームを分節する手法を採用することで、まちに対する圧迫感を軽減。4階レストランの外壁面をガラスで構成し、内部の賑わいをまちへと広げ、地域に溶け込むデザインにしている。
また、同施設は、環境負荷の低減をめざして、さまざまな取組みを行なっており、CASBEE大阪「Aランク」を達成した。年間で合計約1,287tのCO2削減効果を実現するとしている。
建物周囲の外構部分や屋上テラス、パティオ、屋上駐車場を積極的に緑化し、空調設備には、冷温水を利用したシステムを導入。また、施設内防災センターでは、中央熱源だけでなく各入居テナントの使用エネルギーデータを1分から5分ごとの一定単位で計測可能な、大阪ガス(株)の新システム「もっとsave」を導入。各テナントと施設側でデータを共有し、適正なエネルギー使用を呼びかけることで、施設全体で継続的な省エネルギー化を図っていく予定。
なお、同施設では年商400億円の売上げをめざしていく。