不動産ニュース / 団体・グループ

2011/4/26

困難な状況バネに新生日本を/不動産協会が総会

「環境問題や優良な住宅ストックの形成などにも、会員各社がコミュニケーションをとりながら一つのチームとなって取り組んでいきたい」と語る木村新理事長
「環境問題や優良な住宅ストックの形成などにも、会員各社がコミュニケーションをとりながら一つのチームとなって取り組んでいきたい」と語る木村新理事長

 (社)不動産協会は26日、ホテルオークラ(東京都港区)で第51回通常総会を開催。2011年度の事業計画や収支予算、一般社団法人の移行に伴う「定款の変更の案」などを承認・決定した。
 また、総会の決議をもって新・理事長に木村惠司氏(三菱地所(株)代表取締役会長)が就任。前・理事長の岩沙弘道氏(三井不動産(株)代表取締役社長)は新たに設けられた会長職に就任した。

 11年の事業計画には、(1)東日本大震災への対応、(2)土地住宅税制への取組み、(3)都市再生の推進、(4)良好な住宅ストックの形成、(5)環境への取組み等が盛り込まれた。

 総会後には懇親会を開催。東日本大震災の犠牲者へ出席者全員で黙祷をささげた後、新理事長の木村惠司氏が挨拶した。
 「東日本大震災の影響により、日本経済は予測しづらいものとなった。市況全体を注視しながら対応していく必要があると感じている。また、当協会が携わる“都市の再生”は日本の経済成長のエンジンとなりえるものであり、安心・安全というだけでなく、快適で防災面でも優れたまちを作ることで、国際競争力を高めていきたい。
 先の読めない困難な状況にあるが、これをバネに新生日本をどうやって作っていくかが課題。住宅や都市という側面から日本経済の発展・成長の全力で寄与していきたい」などと語った。

 また、乾杯の音頭をとった新会長・岩沙弘道氏は「3期6年にわたり理事長を務めてきたが、関係各団体、各社の皆様に大変感謝している。さらなる不動産市場の活発化に向けて新理事長をサポートしていきたい」と述べた。

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