大和ハウス工業(株)は27日、東日本大震災の被災者を対象に、2kW分の太陽光発電システムを同社負担で提供すると発表した。
東北地方6県に在住、もしくは関東地方で罹災証明を取得した人が戸建住宅商品「xevo(ジーヴォ)」を建設する場合、太陽光発電システム3kW以上の搭載の場合に限り、3kWの太陽光発電システムを1kW分の価格、57万7,500円(税込)で提供するもの。
また、政府の住宅用太陽光発電補助金(4万8,000円/kW)や各自治体の補助金を活用することで、太陽光発電システムへの投資金額も短期間(福島県では約4年)で回収できるという。
太陽光発電システムは、東日本大震災発生以降、災害時の非常用電源として、また電力不足を解消する新エネルギーとして注目されている。太陽光発電システム搭載住宅では、停電中でも自立運転コンセントから緊急用の電源(上限1500W)を確保でき、携帯電話の充電やラジオ等の小容量の電気機器に使用できる。