不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/5/2

「青山ライズスクエア」が寄与し増収も、特損計上で減益/ダイビル 11年3月期決算

 ダイビル(株)は4月28日、2011年3月期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)の連結売上高は348億3,700万円(前年同期比3.6%増)、営業利益102億8,300万円(同10.9%増)、経常利益88億9,400万円(同8.7%増)、当期純利益37億700万円(同▲13.3%)。特別損失として、新ダイビルの除却損を含む建替関連損失や、投資有価証券評価損および固定資産除却損37億2,300万円を計上したため、増収減益となった。

 当期は、10年4月に土地・建物の8割強を信託財産とする信託受益権を購入した「青山ライズスクエア」(東京都港区)の取得時からの満室稼動が、収益に大きく寄与。土地建物賃貸事業は、建替予定のビルおよび既存ビルで減収となったものの、「青山ライズスクエア」や前年度に稼動した「中之島ダイビル」、「土佐堀ダイビル」などの通期稼動が寄与し、営業収益は264億3,300万円(前年度比6.0%増)。一方、前年度に計上した不動産取得税等の一時費用が減少。「中之島ダイビル」や「土佐堀ダイビル」の固定資産税負担が新たに発生するなど営業費用が増加したが、営業利益は106億5,800万円(同12.3%増)と大きく増加した。

 次期については、売上高340億円、営業利益100億円、経常利益87億円、当期純利益45億円を見込んでいる。

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