国土交通省は12日、2011年3月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
3月の受注高は5兆2,045億円(前年同月比▲7.2%)と、4ヵ月ぶりの減少。うち、元請受注高は4兆685億円(同▲7.3%)、下請受注高は1兆1,360億円(同▲6.7%)となった。
元請受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆3,305億円(同▲10.9%)と、先月の増加から再び減少。民間等からの受注高は2兆7,380億円(同▲5.5%)と、4ヵ月ぶりに減少した。
公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は、1兆2,814億円(同▲9.5%)。うち「国の機関」からは5,759億円(同▲19.8%)で16ヵ月連続の減少、「地方の機関」からは7,055億円(同1.0%増)で2ヵ月連続の増加となった。
民間等からの受注工事では、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注額が1兆952億円(同▲6.5%)と、先月の増加から再び減少した。
また、10年度の調査報告も併せて発表。
同年度の建設工事受注高は41兆6,647億円(前年比▲0.1%)と微減。うち、元請受注高は29兆1,812億円(同▲1.4%)、下請受注高は12兆4,834億円(同3.3%増)となった。
元請受注高のうち、公共機関からの受注高は9兆221億円(同▲9.9%)、民間等からの受注高は20兆1,591億円(同2.9%増)だった。
公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は8兆5,677億円(同▲10.1%)と減少。うち「国の機関」からは2兆7,871億円(同▲24.0%)、「地方の機関」からは5兆7,807億円(同▲1.5%)となった。
民間等からの受注工事では、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注額が4兆8,101億円(同▲7.7%)と減少した。