(株)コスモスイニシアは13日、2011年3月期決算を発表した。
当期(10年4月1日~11年3月31日)の連結売上高は1,014億1,400万円(前年比▲40.3%)、営業利益14億1,000万円(前年同期:営業損失47億9,700万円)、経常利益7億100万円(同:経常損失75億8,100万円)、当期純利益2億3,400万円(前年同期比▲99.1%)。営業原価へのたな卸資産評価損約38億円の計上や、減損損失約1億7,000万円の特別損失計上などがあったものの、黒字を確保した。
主力の不動産販売事業は、マンション売上計上戸数が2,224戸(同▲1,000戸)と大幅減となったことなどから、売上高787億7,100万円(同▲40.5%)。しかし、マンション販売の売上総利益率が向上したことで計画よりも利益が改善。営業利益30億8,500万円(前年同期:営業損失37億4,400万円)となった。
なお、次期については、引渡し戸数はさらに減少するものの、高降ろし資産評価損や特別損失計上がなくなることから、連結売上高832億円、営業利益12億円、経常利益6億円、当期純利益5億円を見込んでいる。