エス・バイ・エル(株)は13日、11年3月期決算を発表した。
当期(10年4月1日~1年3月31日)の連結売上高は395億5,500万円(前期比▲11.8%)。原価低減の推進等により営業利益は11億2,300万円(同36.0%増)、経常利益は8億2,000万円(同126.3%増)と大幅増。しかし、希望退職制度実施に伴う影響額の特損計上等により、当期純利益は6,000万円(同▲16.0%)となった。
住宅事業部門は、受注の拡大と利益の改善に努めたものの、売上げを伸ばすことができず、売上高333億600万円(同▲14.0%)、営業利益16億6,300万円(同▲22.1%)と減収減益となった。
リフォーム事業では、メンテナンス部門との連携強化、大型リフォーム受注への取組み強化により、売上高57億200万円(同6.6%増)、営業利益3億9,500万円(同▲2.5%)を計上した。
不動産賃貸事業においては、既存物件の売却による部屋数の減少、空室率の増加、単価の減少等により、売上高は4億1,500万円(同▲30.7%)、営業利益は3億9,500万円(同▲2.5%)にとどまった。
なお次期については、連結売上高410億円、営業利益11億円、経常利益9億円、当期純利益6億円を見込んでいる。