不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/5/20

不動産販売事業落ち込むも、ビル売却などにより減収増益/森トラストグループ11年3月期決算

 森トラストグループはこのほど、2011年3月期連結業績を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)は、連結売上高1,119億6,200万円(前年同期比▲15.9%)、営業利益201億1,000万円(同▲19.6%)、経常利益171億3,500万円(同▲16.7%)、当期純利益147億4,200万円(同65.7%増)と、複合ビル「東京汐留ビルディング」(東京都港区)の売却益などにより増益となった。

 賃貸関係事業は、10年8月の「仙台トラストシティ」(仙台市青葉区)の開業や「赤坂見附MTビル」(東京都港区)の取得が収益に寄与したが、市況の弱含みなどにより、売上高は585億1,500万円(同▲6.4%)となった。
 ホテル関係事業は「ウェスティンホテル仙台」(仙台市青葉区)の開業が収益に寄与したものの、「横浜グランドインターコンチネンタルホテル」(横浜市西区)が連結対象外となり、売上高は194億9,200万円(同▲29.8%)となった。不動産販売事業は、子会社によるマンション分譲収益などにより売上高198億8,900万円(同▲34.9%)となった。

 次期については、東日本大震災の影響を織り込み、連結売上高約1,150億円、経常利益約180億円、当期純利益約100億円を予測している。

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